「私たちは子どもに何ができるのか」を読み終わって
こちらの本、メンタリストDaigoさんのyoutubeのなかで、子育てするならこれがおすすめということで図書館で借りて読んでみた本です。
Daigoさんはyoutubeの中で親が子供にできることは「環境」を整えることだけ、と言っていて、
私はそれを学校や習い事などの「環境」だと思っていました。
例えば公立校より私立校、みたいな。
でも、この本を読んでわかったことは
幼少期から子供時代に、自分を受け入れてくれるあたたかな「環境」があれば
子供の頭の良さだけでなく、その後の人生すべてへの糧になる、ということでした。
この本の中で、日本の算数と数学の教育がとても優れている、という箇所があり
少し驚きました。
それが2000年頃の研究の話だったのですが
私の学生時代の教え方はまさに詰め込み型だったので、
それから20年でずいぶん変わったんだな、と思ったのです。
それからさらに20年、今はどのような教育になっているんだろう、ととても興味が湧きました。
この作者は最後に、結局どうすればいいのですか?の問いへの提案を三つしています。
「政策を変える必要がある」
「行動を変える必要がある」
「考え方を変える必要がある」
(以下、本文より抜粋)
「政策を変える必要がある」
私たちはいまこそ、社会政策の議論をおこなうべきであり、本書がそれを推進するためのガイドになればいいと思っている。
「行動を変える必要がある」
大々的に法律が整うまで待つ必要はない。
きょう、あした、あさってのうちにも行動を起こせば、それが子供たちの成功を助ける。
〜
子供たちの人生の軌跡は、大人にとってはたいして重要でもないように見える些細な物事から変わり始める。
親の声の調子。教師が付箋紙に書くメモ。数学の授業のやり方。
「考え方を変える必要がある」
研究者たちがしてきたように、もっとうまくできるはずだとまずはしっかり認識すること。
最初のステップは、それだけだ。
子育てに迷い、苦しんでいる私にも
必要なのは正しい情報とケアなんだと
この本を読んで「まずはしっかり認識」できたような気がします。